注文住宅を建てる時に全額を自己資金でまかなえる人は多くはありません。家は非常に大きな買い物ですので、全てを預貯金でまかなうのは難しく、ほとんどの人が住宅ローンを利用します。住宅ローンにも様々な条件があり、期間としての最長は35年、完済時の年齢は80歳までとなっています。これを超えることはできませんので、ローンを組む時にはこのあたりも意識しながら額を決定したり資金計画を立てることが大切です。

不安がある時には見切り発車せずに、専門家に相談して安全な範囲での利用を心がけるようにしましょう。高額になりがちな注文住宅では、住宅ローンで借り入れる額も大きくなります。現在様々な商品が用意されており、返済期間や金利タイプを決める時にはライフプランを考慮する必要があります。自分に合った住宅ローンを利用すれば、無理のない範囲内での返済になって途中で払えなくなる心配もありません。

年齢の高い方は特に完済時期が気になりますが、期間を短くし過ぎると月々の額が多くなって生活を圧迫するため、上手く調整することが大事です。年収の増減や退職金の見込みも考慮しつつ、最善の方法を選択します。金利タイプには固定金利と変動金利とがあり、固定金利はずっと変わらない金利です。変動金利を選んだ方が利率の低い時には負担が減りますが、金利が上がった時に返済額が増えてしまいますので安心感を得るために固定を選ぶ人もいます。

注文住宅は長く返済することが多いので、先を見据えて金利が上がった時のリスクを避けるために固定を選ぶという人も少なくありません。