注文住宅で多く取り入れられている間取りの1つに、吹き抜けが挙げられます。吹き抜けは1階から数回上の天井までをくりぬいたような設計になっているものを指しています。つながることにより天井が高くなるので、広々とした印象を与えることができるでしょう。吹き抜けのある注文住宅にするだけで、おしゃれで洗練されたように見えるため多くの人が採用しています。
吹き抜けを注文住宅に取り入れることのメリットとしては、なんといっても開放感があることと言えるでしょう。天井が低いとどんなに広い部屋であったとしても、開放感を演出することが難しくなります。吹き抜けの場合には天井がかなり高くなるので、部屋自体の面積がそれほど大きくなくても、開放的な印象を与えることができます。高い採光性が期待できる点です。
吹き抜けにして天井が高くなれば、そこに窓を取り付けることで日の光を効率よく取り込めるようになります。またコミュニケーションの面でも大きなメリットが得られるといえます。住宅全体につながりができあがるため、間取りによっては階を挟んだ上で会話も行うことができます。家族とコミュニケーションを取りやすい空間が生まれると言えるでしょう。
とはいえデメリットがあるのも実情であり、冷暖房が効きにくくなったり、メンテナンスに手間がかかる、音や臭いが広がりやすいなどのことが挙げられます。メリットやデメリットを踏まえた上で、吹き抜けについて検討してみましょう。